社会総合
韓国 きょうのニュース(2月22日)
◇研修医の職場離脱止まらず 当局が免許停止・拘束で圧力も
政府が医師不足などの対策として発表した大学医学部の入学定員増に反発する専攻医(研修医)が集団で医療現場を離れる動きが続くなか、当局は連日強硬な対応を取る方針を強調しているが、集団行動に参加する専攻医は増えている。業務開始命令に従わない専攻医に対し、保健福祉部は医師免許停止などの行政処分を、法務部は団体行動の主導者の身柄を拘束する方針を掲げて圧力をかけるが、職場を離れる専攻医の数はむしろ小幅増加した。専攻医の業務中断が3日目を迎え、医療と患者への影響は拡大の一途をたどっている。
◇尹大統領「原発の再飛躍元年に」 政府が積極支援
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は22日、南部の慶尚南道・昌原で原子力発電をテーマにした国民との討論会を開き、「政府は原発産業の正常化にとどまらず、今年を原発の再飛躍元年とするために全幅の支援を行う」と表明した。原発分野で3兆3000億ウォン(約3700億円)規模の仕事を発注するとともに、1兆ウォン規模の金融支援を進めると述べた。尹大統領は、施行令を改正し、原発建設に関する設備投資や研究開発(R&D)を税制優遇の対象にすると説明した。
◇柳賢振が韓国球界復帰 史上最高の8年19億円で古巣へ
プロ野球のハンファは米大リーグのドジャースとブルージェイズで活躍した左腕、柳賢振(リュ・ヒョンジン、36)と8年総額170億ウォン(約19億2000万円)で契約したと発表した。これにより、2012年オフにメジャーリーガーとなった柳は12年ぶりに古巣ハンファに復帰することになった。柳の総額170億ウォンは昨年斗山に移籍したベテラン捕手、梁義智(ヤン・ウィジ)の最大6年152億ウォンを上回り、韓国プロ野球史上最高額を更新した。
◇PM2.5の「非常低減措置」 施行時は在宅勤務・休暇を勧告へ
政府が来週発表する「微小粒子状物質(PM2.5)春季総力対応策」に、PM2.5の濃度が上昇して非常低減措置が施行された場合に在宅勤務や休暇などを勧告する内容が含まれる見通しだ。粒子状物質法と非常低減措置施行指針によると、翌日のPM2.5の1日平均濃度が1立方メートル当たり75マイクログラムを超過する「非常に悪い」レベルと予報され、非常低減措置が発令、または施行中にPM2.5警報(同150マイクログラム以上の1時間当たり平均濃度が2時間以上続く場合)が発令された場合は広域自治体の首長が学校と保育園に休校または短縮授業を、事業場には時差出退勤や在宅勤務、時間制勤務の「フレックス勤務制」を勧告することができる。