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「毎週シリアル5箱と牛乳66パック」「1週間に洗濯21回」 12人の子を持つ米35歳スーパーマザー
35歳で12人の子どもを持つ米国人女性のエピソードが話題になっている。女性は、家事に忙殺される日常と膨大な生活費などについて紹介しながらも「子どもが多いからといって世間の目を気にするのは嫌。子どもたちが非常に誇らしい」と話した。米紙ニューヨーク・ポストなど外信が19日(現地時間)、報じた。
報道によると、このエピソードの主人公は米カンザス州ウィチタに住むブリトニー・チャーチさん(35)。チャーチさんが第1子を出産したのは2004年、16歳のときだった。元夫との間にできた娘、クリズマンさん(19)だ。2年後に2人目を出産し、3人目、4人目まで年子で生まれた。5人目のケイデンスさん(13)が生まれた頃、元夫と離婚した。
チャーチさんはその後、パーティーで偶然知り合った男性の子どもを妊娠し、出産。それが6人目のジェサリンさん(11)だ。チャーチさんは工場で働きながら生活費を稼ぎ、一人で子どもたちを育てた。そして14年、職場で出会った現在の夫クリスさん(32)と結婚。夫婦となった二人は6人の子どもをもうけた。双子を授かるという幸運にも恵まれた。12番目に生まれた末娘は現在2歳だ。
大家族を切り盛りするチャーチさんの一日は、家事の連続だ。1週間に洗濯だけで21回、オムツは約80枚替える。育ち盛りの子が多いため食費もすさまじい。毎週シリアル5箱と牛乳66パックが消える。1週間の食費は400ドル(約6万円)以上だという。子どもたちの誕生日がある月やクリスマスのある12月は生活費の支出が大きく跳ね上がる。そのためチャーチさんはワーキングマザーとしてケーキのデコレーションの仕事をしているという。
苦労の連続だが、チャーチさんは12人の子どもを生んだことを後悔していないと話した。チャーチさんは、かつて離婚してシングルマザーになった頃のことを振り返り「子どもが多いことを悪いことのように感じたことがあった。どうしてこんなに産んでしまったのか、いつも言い訳をしなければならないように思えた」と明かした。しかし「子どもが多いことで世間の視線を気にするのは嫌だった」「今は子ども(が多いこと)が恥ずかしくないし、誇らしい」と話した。
また「どうして妊娠中絶をしないのかという人たちもいる。それは本当に腹が立つこと」だとして「私は自分の人生に満足している。皆が私のような人生をいい人生だと思っているわけではない。それは分かっているけど、私は後悔していない」と話した。ただ、そろそろ自分の健康を考える時期だとして、13人目を生む予定はないと明かした。
ムン・ジヨン記者