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チェ・ホンマン「人を避けて5年間隠遁生活…ひどい悪質コメント、いまだに傷」
【NEWSIS】シルム(韓国相撲)選手出身の総合格闘技選手チェ・ホンマンが、嫌疑なしとされた女性暴行事件をめぐり、悔しさを訴えた。
20日午後8時10分から放送される『オ・ウニョンの貴い相談所』(チャンネルA)にチェ・ホンマンがゲスト出演し、悩みを打ち明ける。
◆【写真】執行猶予を言い渡された崔洪万
チェ・ホンマンは同番組の収録時、人々の視線が怖かったため、済州道で5年間にわたり隠遁生活を送っていたと告白。チェ・ホンマンは他人から何度も傷つけられ、人を避けるようになったという。
メンタルヘルス医学科専門医のオ・ウニョン博士によると、一般的に人が他人を避ける理由は二つあるという。まず、コンディションがよくなく他人とエネルギーをやり取りする余力がないときで、チェ・ホンマンは普段から身長が高いことで注目され、より多くのエネルギーを消費し、大変かもしれないと説明。
チェ・ホンマンはこれに共感し、過度に緊張すると何が起きたのか覚えていないこともあると打ち明けた。以前、公共交通機関を利用しようとしたのだが、多くの人が集まっているのを見て緊張してしまい、地下鉄のドアで頭を打ち、血が出たこともあったという。
オ・ウニョン博士は、そういうとき頼れるのが家族なのだが、家族に頼らなかったのか尋ねた。チェ・ホンマンは、幼いころから家族と離れて運動していたので、家族にも頼ることができなかったとした上で、外見が目立つため家族旅行に出掛けるのも難しかったと語った。
さらに、オ・ウニョン博士は他人を避ける二番目の理由として、裏切りあるいは悪質コメントを受けた場合に言及し、チェ・ホンマンに「今までにあった悪質コメントのうち、どんなコメントが一番傷ついたか」と尋ねた。チェ・ホンマンは「恋人との交際を公にしていたとき、彼女に対する度を越した悪質コメントが寄せられた」とした上で「知人に対するひどい悪質コメントが、いまだに傷として残っている」と打ち明けた。
チェ・ホンマンは、以前女子大生に対する暴行容疑で立件された事件についても釈明した。チェ・ホンマンは嫌疑なしとなったが、「人々は真実よりもゴシップに夢中のようだ」とした上で、今でも「本当に女性を殴ったのか」と質問する人がいるとして悔しがった。これを受け、オ・ウニョン博士は「さまざまな誤解や悪質コメントによって傷が多いようだ」と話し、チェ・ホンマンの気持ちを理解した。しかし「避けるのは弱者を自任するのと変わらないから、ほかのやり方で対処する必要がある」とアドバイスした。