【ソウル聯合ニュース】韓国文化財庁は19日、今年の旧正月連休(2月9~12日)の4日間にソウル都心にある4大古宮(景福宮、昌徳宮、徳寿宮、昌慶宮)と朝鮮王陵、宗廟、世宗大王遺跡を訪れた観覧客の数は53万4347人だったと発表した。

 昨年の旧正月連休(1月21~24日)の観覧客24万6022人の2倍を上回る数だ。昨年と今年の旧正月連休はいずれも4日間だったが、観覧客数は1年で117.2%増加した。

 今年の統計によると、連休期間の観覧客の数は景福宮が韓国人と外国人を合わせて31万6577人で最も多く、徳寿宮(6万4569人)、昌徳宮(3万8370人)、昌慶宮(3万7365人)と続いた。

 今年の観覧客数は韓国人が計38万9351人、外国人が計14万4996人だった。このうち景福宮を訪れた外国人観光客は、昨年の3万8736人から今年は12万7421人と約3.3倍に増えた。

 文化財庁宮陵遺跡本部の関係者は「新型コロナウイルス感染症がエンデミック(一定期間で繰り返される流行)に移行し、(景福宮の正門である)光化門前に復元された月台に対する関心も高かった」と分析した。

 月台は国の重要な行事が執り行われる際に王が民と触れ合った場とされ、昨年10月中旬に復元を終えて公開された。

 景福宮だけでなく、昌慶宮や宗廟でも外国人の増加傾向が鮮明になっている。昨年の旧正月連休に昌慶宮を訪れた外国人は393人にとどまったが、今年は3991人と10倍に増加。宗廟には今年の連休中に1955人の外国人が訪れた。

 宮陵遺跡本部は、新型コロナの流行前後を比較しても観覧客の回復傾向は明らかだとして「韓流の礎である伝統文化と遺産の『Kヘリテージ』が外国人の関心を集めた」と説明した。

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