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「男性が笑って胸を触っていく」「家族で行くと気まずい」…遊歩道の裸婦像、苦情殺到で撤去 /慶州
慶尚北道慶州市の普門観光団地から2点の裸体彫刻が撤去された。家族単位の観光客を中心に「気まずくなる」など行政に不満の声が相次いだからだ。
慶州文化観光公社は1月23日、慶州市普門観光団地の普門湖ウォーキングコースに設置された2点の彫刻を撤去した。同公社が16日に明らかにした。公社は2021年4月に済州彫刻公園から10点の彫刻を無償で借り受け、観光団地のウォーキングコースに設置したが、うち2点が男性の性器や女性の乳房をそのまま表現するものだったため、行政に抗議や不満の声が相次いでいた。
慶州市庁のネット掲示板には「普門観光団地には子どもも多いので、裸体の造形物には驚いた」「設置場所やその目的を考えて展示すべきだ。普門観光団地の風景を楽しんでいると、見慣れないおかしな造形物が突然出てきて気分を害した」など彫刻に対する不満の声がいくつも掲載されていた。
2年前にも「普門湖の周りを歩きながら楽しんでいると、突然笑い声が聞こえた。見ると複数の男性が裸婦像に抱きつき胸を触りながら写真を撮っていた。家族みんなが気まずくなった」など同じような指摘が相次いでいた。
公社はこれらの指摘を受け入れ、先月2点の彫刻を撤去した。撤去した作品はイ・ギョンウ氏とキム・ヘジョン氏の作品だ。イ・ギョンウ氏の作品は女性の美をそのまま表現したもので、キム・ヘジョン氏の作品は舞踊を通じて人間存在を表現する意味が込められているという。
チェ・ヘスン記者