政治総合
油類税引き下げを再び延長 4月末まで=韓国
【世宗聯合ニュース】韓国政府がガソリンや軽油に課す「油類税」の引き下げ措置をさらに2カ月延長する。崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相兼企画財政部長官は16日の記者会見で、「近ごろ国際原油価格と国内の価格が再び上昇に転じている」とし、今月末で終了予定だった油類税引き下げ措置の2カ月延長が不可避だと述べた。
油類税はガソリンが25%、軽油とブタンを主成分とする液化石油ガス(LPG)は37%、それぞれ引き下げられており、現在はガソリンが1リットル当たり615ウォン(約69円)、軽油は369ウォン、LPGは130ウォンとなっている。
本来の油類税に戻るのは、4月10日の総選挙を終えた後となりそうだ。政府としては原油価格の変動に伴う物価上昇圧力を無視できない状況といえる。