大庄洞開発事業を巡る不正の中心人物である金万培(キム・マンベ)被告に、初の有罪判決が出た。先に金被告は昨年2月、郭尚道(クァク・サンド)元議員に賄賂を渡したとされる事件の裁判では無罪判決を受けていた。

 水原地裁刑事11部(裁判長:申晋于〈シン・ジンウ〉部長判事)は14日、城南都市開発公社設立を助けてほしいと、当時崔允吉(チェ・ユンギル)城南市議会議長に請託し、賄賂を渡したとして起訴された火天大有の大株主、金万培被告に対して懲役2年6カ月を言い渡した。また、被告から請託を受けて城南都市開発公社設立の条例案を通過させた罪(不正処事後受賂)で起訴された崔允吉・元城南市議会議長に対しては懲役4年6カ月を宣告した。ただし裁判部は、両被告が裁判に誠実に臨み、証拠を隠滅する恐れはないとして法廷拘束は行わなかった。

 裁判部は「(城南都市開発公社設立条例が)多数党のセヌリ党の反対にもかかわらず可決できたのは、崔・元議長の議事進行が影響を及ぼした」とし「城南都市開発公社設立が大庄洞開発事業を可能にする開始点になった」と指摘した。さらに「公正に進められるべき都市開発事業が民間と癒着した」「市議会の業務の公正性と透明性に対する韓国国民の信頼を深刻に毀損(きそん)し、罪責は重い」と判示した。

キム・スオン記者

ホーム TOP