◇キューバと外交関係樹立 北朝鮮の妨害可能性から水面下で交渉

 韓国とキューバは14日(現地時間)、米ニューヨークで両国の国連代表部が文書を交換する形で正式な外交関係を樹立した。両国の交流は1959年のキューバの社会主義革命以降、断絶されていた。共産主義国のキューバは北朝鮮と緊密な関係にあり、北朝鮮の「兄弟国」と呼ばれる。韓国は2016年に外交部長官が初めてキューバを公式訪問した際、外交関係樹立の意向を伝えていた。両国は、北朝鮮の反発と妨害工作の可能性などと考慮し、水面下で交渉を進めてきたとされる。韓国にとってキューバは193番目に外交関係を結んだ国となった。

◇北朝鮮「新型地対艦ミサイル発射」 金正恩氏が現地指導

 北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、海軍に配備される新型の地対艦ミサイルの発射実験を14日に行い、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が現地指導したと報じた。ミサイルは約1400秒(約23分20秒)飛行して目標物に命中し、金氏は実験結果に満足したという。金氏は「敵が駆逐艦や護衛艦など戦闘艦船を頻繁に侵犯させている(韓国北西部の)延坪島や白○島(○=令に羽)の北側の国境線水域での軍事的な対応態勢の強化を」と指示した。

◇黄宣優が韓国人で初めて100自由形の決勝進出 世界水泳

 カタール・ドーハで開催中の水泳の世界選手権で、韓国選手として初めて競泳男子200メートル自由形で優勝した黄宣優(ファン・ソヌ、20)が、100メートル自由形でもメダル獲得に挑戦する。黄は15日(日本時間)に開かれた準決勝で47秒93をマークし、16人中3位で決勝(上位8人)に進出した。韓国選手が世界水泳の100メートル自由形で決勝に進出するのは初めて。決勝は日本時間16日午前1時21分から行われる。

◇全国的に雨や雪 昼から再び気温低下

 15日の天気は全国的に雨または雪となり、江原道では大雪が降るところがありそうだ。雨は午後遅くに首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)と忠清南道でやみ始め、夜にはほぼやむが、慶尚北道の東海岸では16日未明まで降り続くと予想される。気温が低い江原道と京畿道北東部、中部地方と南部地方の山間部を中心に雪が積もるところがある。最高気温は4~17度の予報。気温は昼から徐々に下がり、17日までは平年並み(最低気温氷点下8~2度、最高気温4~11度)の予想だが、春の陽気となった14日と比べると5~10度低くなる見通しだ。

◇求職者の2割が60代以上 20代に次いで多く 

 急速に高齢化が進む中、働き口を求める高齢者が増え、求職者のうち60代以上が占める割合が高まっている。雇用労働部と韓国雇用情報院の統計によると、政府の就職情報サイト「ワークネット」に昨年掲載された新しい仕事を探している人は計477万6288人だった。このうち95万9602人(20.1%)が60歳以上で、20代(24.0%)に次いで多かった。60代以上の求職者が増えたのは、高齢化により60代以上の人口が増え、仕事を続ける高齢者が増えたほか、高齢者は短期雇用で働く場合が多く、求職の頻度が高いためと分析される。

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