▲イラスト=UTOIMAGE

 米ミズーリ州で、ある母親が生後1カ月の娘をオーブンに入れて死亡させるという事件が発生した。米ABCニュースなどが12日(現地時間)に報道した。

 報道によると、同州カンザスシティ内の現地検察は主婦マライア・トーマス被告(26)を1級児童虐待と児童福祉法違反などで起訴したとのことだ。トーマス被告は9日、生後1カ月の娘をオーブンに入れて死亡させたとされている。

 事件当日の昼1時30分ごろ、「赤ちゃんが呼吸をしていない」という緊急通報があった。警察と救急当局は通報があった家に出動し、リビングのベッドで死亡している乳児を発見した。

 乳児の体にはところどころにやけどの跡があり、着用していた服やおむつは焼けてしまった状態だったという。当時、外出して帰ってきた乳児の祖父が家の中で煙のにおいに気付いて乳児を発見、当局に通報した。

 トーマス被告は「昼寝をするために娘をベッドに寝かせたと思っていたが、誤ってオーブンに入れてしまった」と主張しているという。

 同州ジャクソン郡のジーン・ピーターズ・ベイカー検事は「恐ろしい状況で大切な生命が犠牲になったことに胸が痛む。司法の正義によりこれを解決する」と語った。トーマス被告は有罪が確定すれば、ミズーリ州法により懲役10年から最大で終身刑に処せられる可能性があると現地メディアは伝えている。

チェ・ヘスン記者

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