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駐韓ロシア大使 両国関係維持・発展の必要性強調=「韓国も同じ考えを」
【ソウル聯合ニュース】ロシアのジノビエフ駐韓大使が7日までに聯合ニュースのインタビューに応じ、「ロ韓関係の維持、発展が両国の国益にかなうと固く信じる」としながら「ロシアは関係発展の道を歩む準備ができているが、韓国も同じ考えでなければならない」と強調した。
ジノビエフ氏は韓ロ関係を少なくとも現在の水準で維持したいと述べた。関係悪化を招くような措置は控えることで、建設的な協力関係へ軌道を戻すための環境が整うとの考えを示した。
ロシアのウクライナ侵攻を巡り、韓国は侵攻を批判し、国際社会の対ロ制裁に賛同。これに反発したロシアは韓国を「非友好国」に指定した。最近も両国関係の緊張が高まるような事態があった。
ジノビエフ氏は、韓国がウクライナに殺傷兵器を供与しないとの立場を複数回表明したことで韓ロ関係が今のレベルを保っていると強調。今月初めのロシアのルデンコ外務次官(アジア太平洋地域担当)来韓については「非常に有益で率直な、互いを尊重する対話を交わした」と伝えた。望み通りの対話は難しいものの、意思疎通はした方がいいと述べた。ただ、韓国に対する非友好国指定の撤回には「反ロシアの制裁の取り消し」がまず必要だとした。
ロシアと北朝鮮の軍事協力疑惑に関しジノビエフ氏は、「事実無根」とするロシア政府の立場を改めて示した。ロ朝協力は隣国の安全保障を脅かすものでなく、ロシアは国連安保理の決議案に従い責任をもって国際的な義務を順守していると説明した。
ジノビエフ氏は先月初めに駐韓大使として着任した。