【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部のイ・ソンジュン広報室長は5日の定例会見で、北朝鮮が今年に入って巡航ミサイルを4回発射したことについて、「武器開発のための性能試験の目的と判断している」との見方を明らかにした。

 イ氏は北朝鮮が過去にも巡航ミサイルを頻繁に発射したことがあったかどうかに関しては、「そのような事例はないと承知している」と答えた。また、「弾道ミサイルと巡航ミサイルは使い方が違う」として、「目的や意図についてはさらなる分析が必要だ」と述べた。

 弾道ミサイルは速度が速く、大量破壊を目的とする。巡航ミサイルは弾道ミサイルより速度は遅いが、正確な攻撃ができる。

 北朝鮮は1月24日に平壌付近から朝鮮半島西側の黄海へ新型戦略巡航ミサイル「プルファサル(火矢)3―31」を数発発射し、同28日には東部の咸鏡南道・新浦付近の海上から同ミサイル2発を発射した。同30日には黄海上に戦略巡航ミサイル「ファサル2」を、今月2日には黄海上に巡航ミサイル数発を発射した。

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