【城南聯合ニュース】女性に対する強制わいせつの罪に問われた韓国の俳優、オ・ヨンス被告(79)の論告求刑公判が2日、ソウル近郊の水原地裁城南支部で開かれ、検察側は懲役1年を求刑するとともに就業制限命令と身元情報の公開などを求めた。

 オ被告は2017年に演劇公演のため地方に滞在した際、女性に抱きついたり頬にキスをしたりしたとして強制わいせつ罪で起訴された。

 最終陳述で被告は、「この年で法廷に立つことになり、とても苦しくつらい。人生の締めくくりがこのような状況になり、人生全体が壊れるようだ」とし、「賢明な判決を願う」と述べた。

 弁護側は被害者の陳述以外の証拠が不足しており、場所や時刻などに照らして被告人に犯行が可能だったか疑問が残るとして無罪を主張した。 

 判決公判は来月15日に開かれる。

 オ被告は米動画配信大手ネットフリックスのオリジナル韓国ドラマ「イカゲーム」で「カンブおじいさん」ことオ・イルナム役を演じ、22年1月に韓国の俳優として初めて米映画賞「ゴールデン・グローブ賞」テレビ部門の助演男優賞を受賞した。

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