▲車範根(チャ・ボムグン)元サッカー韓国代表監督 写真=TV朝鮮の番組より

 元サッカー韓国代表監督の車範根(チャ・ボムグン)氏(70)らが、子の入試不正などで起訴された元法務部(省に相当)長官の曺国(チョ・グク)被告と、妻で元東洋大学教授の鄭慶心(チョン・ギョンシム)被告に対し善処を求める嘆願書を裁判所に提出していたことが分かった。法曹界の関係者らが29日に明らかにした。

 関係者らによると、曺国被告の弁護人は22日に「各界各層の嘆願書」を提出したが、この中に曺国被告に対する善処を求める車範根氏の嘆願書も含まれているとのことだ。

 車範根氏は曺国被告との縁はないが、1998年フランスW杯で成績が振るわなかった時、子どもをはじめとする家族まで非難された経験があったため、嘆願書を提出したという。

 ただし、車範根氏は「曺国被告に対する支持や政治的な志向とは全く関係ない」と一線を画した。

 ソウル高裁刑事合議第13部(部長判事:金又洙〈キム・ウス〉、金溱夏〈キム・ジンハ〉、李仁洙〈イ・インス〉)は来月8日に子の入試不正および柳在洙(ユ・ジェス)元釜山市副市長監察もみ消しで起訴された曺国被告の控訴審判決を下す。

 昨年12月に行われた結審公判で、検察は「被告人が起訴から二審の裁判に至るまで疑惑を一貫して否定し、反省しておらず、入試制度の公正性をむごいほどに壊し、民情首席秘書官として受け取ってはならない金を受け取った」として、曺国被告に懲役5年と罰金1200万ウォン(約130万円)、追徴金600万ウォンを求刑した。

 曺国被告と共に起訴された鄭慶心被告には懲役2年を求刑した。

ソン・ジウク記者

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