【ソウル聯合ニュース】2023年に韓国を訪問した外国人客は日本人が最も多く、訪日客は韓国人が最も多かった。韓日首脳会談による両国関係の改善や韓流人気、円安などが影響したとみられる。

 韓国観光公社と日本政府観光局(JNTO)が31日までに公表した資料によると、2023年に韓国を訪れた日本人客は232万人で、訪韓外国人客(1103万人)の21.0%を占めた。202万人の中国人客を30万人上回った。訪韓外国人客の1位が日本人になったのは2012年以来。

 2012年は日本人客が352万人で外国人客の31.6%を占め、2位の中国人客は284万人だった。2013年には中国人客が433万人を記録して275万人の日本人客を大きく上回り、2020年まで1位を維持した。2021~22年は米国人客がトップだった。

 一方、2023年の訪日客2507万人のうち韓国人は最も多い696万人(全体の27.8%)を記録した。台湾(420万人)、中国(243万人)、香港(211万人)、米国(205万人)と続いた。

 日本を訪れた韓国人客は、韓国を訪れた日本人客の3倍だった。

 両国の観光客の相互訪問が活発になったのは、両国政府が新型コロナウイルスの入国規制を大幅に緩和し、両国を結ぶ空の便が増便されたため。

 また昨年3月に東京で開かれた尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と岸田文雄首相の首脳会談を機に、両国関係が改善した影響も大きい。

 特に日本を訪問する韓国人客の急増には円安も一役買ったとみられる。韓国を訪問する日本人が増加したのは、交流拡大の中で韓流が再び人気を集めたことも背景にある。

 韓国観光公社は訪韓日本人客の規模を拡大するため、中核となる20~30代の女性だけでなく、男性層や家族連れなどを新たに呼び込むために努力している。

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