▲25日午後5時18分ごろ、ソウル市江南区のビルに、男子中学生が与党・国民の力の裵賢鎮(ペ・ヒョンジン)議員の後ろについてきて同議員であることを確認した後、石で後頭部を十数回殴った。写真=裵賢鎮議員室

 【NEWSIS】韓国与党・国民の力の裵賢鎮(ペ・ヒョンジン)議員が25日、中学生の少年から石で頭を殴られて病院に搬送された事件で、逮捕された少年が同じ学年の別のクラスの女子生徒を半年間以上もストーキングしていたことが分かった。

 26日、ニュース・メディアNEWSISの取材を総合すると、この少年(15)はソウル市江南区にある中学校に通う2年生の男子生徒であることが分かった。

 少年を知っているというある生徒は同日、NEWSISの取材に「(少年は)友達がいなかった。 同じ学年の違うクラスの女子生徒を半年間ほどストーキングしていた。近所の中学校の生徒たちが知っているほど、よくウワサになっていた」と語った。

 さらに、「その女子生徒の写真を交流サイト(SNS)から入手し、自身の(スマホチャットアプリ)カカオトークのプロフィール写真として使っていた」とも言った。

 少年が通う中学校の同級生だと名乗る人物は同日、自身のSNSに「加害生徒(少年)は普段から精神的に問題があり、他の生徒たちをストーキングしたり、かんしゃく玉を投げつけたりするなど、良くないことをたくさんしていた」と投稿した。

 少年が在籍する中学校は今月28日まで冬休み期間中だ。当直勤務をしていた学校関係者たちは「話せることは何もない」「個人情報のため話せない」と言った。

 少年は25日午後5時18分ごろ、ソウル市江南区にあるビルの入口で、裵賢鎮議員を石で攻撃し、警察に特殊暴行容疑で逮捕された。

 少年は保護者の立ち会いの下で取り調べを受けた後、26日未明に緊急入院措置となった。緊急入院は、精神疾患者と推定される人に自害や他害の危険性がある場合、医師と警察の同意を得て精神医療機関に三日間以内で入院させることができる制度だ。

 少年はうつ病で治療を受けたことがあり、入院を待機していた状態にあったという。このため、少年に対する警察の取り調べは退院後、本格的に行われる見通しだ。

 江南警察署の関係者は「今日の捜査状況について記者会見する予定はない」と述べた。

パク・クァンオン記者、イ・ヒョンジュ記者

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