【ソウル聯合ニュース】韓国で国民的な人気を誇る詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ、1917~1945)の命日に合わせた献花式が来月10日、尹東柱が朝鮮半島から日本へ留学した際に学んだ同志社大の今出川キャンパス(京都市上京区)で開かれる。

 同大の卒業生らでつくる「尹東柱を偲(しの)ぶ会」と「同志社コリア同窓会」は毎年、尹東柱の命日(2月16日)に合わせて2月に献花式と講演会を開催してきた。

 今年の献花式は午後1時半から今出川キャンパスにある尹東柱の詩碑の前で開く。同2時半からは良心館208号室で講演会が催される。講演会は「詩人尹東柱を記念する立教の会」の楊原泰子代表が「東京時代の尹東柱―詩と時代と」と題して話す。尹東柱は同志社大で学ぶ前、立教大に在籍した。献花式、講演会は誰でも参加できる。

 尹東柱は1942年に日本に渡った。ハングルで詩をつくったとして同志社大在学中に治安維持法違反の疑いで逮捕され、44年に懲役2年の刑が確定。45年2月16日に福岡刑務所で非業の死を遂げた。

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