【ソウル聯合ニュース】韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は25日、オーストラリアのウォン外相と電話で会談し、防衛産業分野の協力を強化することで一致した。

 趙氏は両国が「包括的戦略パートナー」として緊密なパートナーシップを構築していると評価し、韓国企業の装甲車がオーストラリアの次世代歩兵戦闘車に選定されたことに謝意を表明した。韓国の防衛産業大手、ハンファエアロスペースは昨年7月、オーストラリア陸軍の次世代歩兵戦闘車導入事業の優先交渉権者に選定され、同年12月に装甲車「レッドバック」129台の輸出契約を締結した。金額では24億ドル(約3500億円)規模となる。

 また、両外相は6回目となる両国の外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を早期に開催することを確認。北朝鮮が好戦的な言動や挑発で域内の緊張を高め、ロシアとの軍事協力で世界の平和を脅かしていることに懸念を示し、国際社会の一致した対応や北朝鮮の人権状況の改善に向け協力することでも一致した。

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