社会総合
韓国 きょうのニュース(1月22日)
◇大型スーパーの休業日を日曜から平日に 政府が規制緩和
政府は22日、大型スーパーに対し、休業日を公休日(日曜日や祝日)の中で指定するよう義務付けている規制を廃止するとともに、営業制限時間のオンライン配送も認める方針を決めた。国務調整室がこの日、ソウル市内で開いた討論会で生活規制の改革案を議論した。地域の小規模商店を保護するため2012年に改正された現行の流通産業発展法により、大多数の大型スーパーは第2週と第4週の日曜日に休業している。だが、平日の買い物が困難な共働き夫婦や一人暮らし世帯、早朝配送が活性化していない地方を中心に大型スーパーの規制緩和を求める声が出ていた。
◇与党トップ 大統領室の辞任要求一蹴し「独り立ち」へ
保守系与党「国民の力」の暫定的なトップである韓東勲(ハン・ドンフン)非常対策委員長は国会で記者団に対し、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領夫人の金建希(キム・ゴンヒ)氏が高級ブランドバッグを受け取ったとされる疑惑への対応を巡って大統領室が韓氏の辞任を求めたとの報道について、「私の任期は(4月10日の)総選挙後まで続く」と述べ、辞任しない考えを表明した。尹大統領の最側近とされる韓氏の発言は、総選挙を前に尹大統領から「独り立ち」するというメッセージと受け止められる。
◇厳しい寒さ続く 23日がピークに
今週は厳しい寒さが続き、忠清南道、全羅道、済州島など西部を中心に大雪が降りそうだ。23日が寒さのピークとなり、24日から気温が上昇するが、平年並みの気温に戻るのは週末になる見通しだ。23日の最低気温は氷点下18度から氷点下4度、最高気温は氷点下9度から1度の間になると予想される。現在、京畿道北部・東部と江原道の大部分の地域に寒波警報、ソウル市など首都圏と忠清北道、慶尚北道の内陸などには寒波注意報が発令されている。
◇ソウル市が交通機関乗り放題カード 政府や他自治体は運賃還元
政府と首都圏の3自治体が合同記者会見を開き、公共交通機関の利用支援事業を説明した。利用者の交通費負担を軽減するため、それぞれ定額の乗り放題パスや交通費を還元するパスを発売し、特典拡大に向け政府と自治体間の協力を強化する。ソウル市は市内のバスや鉄道などの公共交通機関が月6万2000ウォン(約6900円)で乗り放題になる「気候同行カード」の試験事業を27日から始める。政府は「Kパス」、京畿道は「ザ・京畿パス」をそれぞれ5月に発売する。仁川市も「仁川Iパス」の5月発売を目指して準備中だ。
◇高さオーバーで入居できず 金浦空港近くのマンションが再工事へ
金浦空港の近くに建てられたマンションが高さ制限をオーバーして金浦市から使用許可を受けられず、入居できなくなっている問題で、建設会社はこのほど住宅組合に再施工計画を提出した。金浦空港から3~4キロの距離にあるこのマンションは、空港施設法により建物の高さが57.86メートル以下に制限されているが、8棟のうち7棟の高さがこれより63~69センチ高くなっていた。