【ソウル聯合ニュース】米空軍の電子偵察機RC135V(通称リベットジョイント)が22日、韓国のソウル近郊・京畿道と北部・江原道の内陸上空を往復し、朝鮮半島東西の東海と黄海の上空も長時間飛行した。複数の民間航空機追跡サイトが航跡を捉えた。韓国軍関係筋は、米偵察機の最近の出動として「東海と黄海上空に長時間航跡を残すのは異例」と話した。

 北朝鮮は水中核兵器システム「ヘイル(津波)5ー23」の重要実験を東海で実施したと19日に発表した。

 ミサイル発射準備の動きを数百キロ先から捉えることができるRC135Vが仁川沖の黄海から首都圏南部内陸の上空まで広範囲に飛行したことから、北朝鮮の新たな挑発の兆候をつかんだのではないかとの見方も出ている。

 RC135Vは4日と17日にも朝鮮半島上空に出動したが、内陸上空の航跡しか確認されていない。

 一方、韓国軍は北朝鮮がミサイル発射だけでなく、南北軍事境界線上にある板門店と境界地域、韓国が海上の軍事境界線と位置付ける北方限界線(NLL)一帯を含む東海と黄海の海上、水中、空中で北朝鮮が局地的な挑発に踏み切る可能性に備えている。

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