【ソウル聯合ニュース】韓国で4月10日投開票される総選挙に向け、与党「国民の力」はサムスン電子、最大野党「共に民主党」は現代自動車の元役員をそれぞれ迎え入れる。党の公認候補として出馬する可能性がある。

 国民の力は22日、サムスン電子でモバイル部門トップを務めた高東真(コ・ドンジン)氏(62)の歓迎式を開く。同氏はこの席で正式に入党する予定だ。

 サムスン電子生え抜きの高氏は、欧州拠点の研究所長、無線事業部の技術戦略チーム長(副社長)、開発室長、IT・モバイル部門無線事業部長(社長)などの要職を担った。スマートフォン(スマホ)「ギャラクシー」の成功神話の立役者とされる。

 国民の力の韓東勲(ハン・ドンフン)非常対策委員長が高氏に入党を要請した。高氏はサムスン電子が事業場を置くソウル近郊の京畿道・水原の選挙区、または比例代表で出馬する可能性がある。

 共に民主党は孔泳云(コン・ヨンウン)元現代自動車社長(59)の入党を発表する予定だ。李在明(イ・ジェミョン)党代表が、22日の最高委員会議後に孔氏を紹介する。

 孔氏は元文化日報記者で、現代自動車では戦略開発チーム長、海外政策チーム長、広報室長(副社長)を経て戦略企画担当社長を務めた。昨年から同社顧問。

 党は経済政策面での貢献に期待を寄せている。

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