▲写真=UTOIMAGE

 【NEWSIS】ビュッフェ式飲食店で、中学生の双子を交互に入店させるという手口で1人分の飲食代を浮かせようとした家族が、店員に見つかって結局人数分の料金を支払っていたことが分かった。

 釜山・慶尚南道地方の民放放送KNNは、ビュッフェであきれた手口で無銭飲食を試みた家族の話を店員の証言を基に紹介した。

 報道によると、飲食店の店員Aさんは、ビュッフェを利用していた中学生1人とその母親を見ていておかしなことに気づいた。この中学生は、トイレに行くと言って外に出るとしばらくして戻ってきたが、Aさんは中学生の髪の長さや風貌が直前に見た姿と微妙に異なっていると感じた。また、最初に席にいたときは目の横に大きなほくろがあったが、入ってきた中学生にはほくろがないことにも気づいた。

 何かがおかしいと考えたAさんは「もしかして双子なのではないか」と思い、すぐにマネージャーに報告。マネージャーは「小説でも書いてるのか?」と言って取り合ってくれなかったが、隣で話を聞いていた店長が、もしやと思って監視カメラを確認したところ、Aさんの話が事実だったことが分かった。

 店長がこの家族に対し「通報しないでおくから3人分の料金を払ってほしい」というと、母親は「それでは3人分払います」と言ってどこかに電話を掛けた。すると、最初に入店した中学生が入ってきて3人で一緒に食事をしたという。

 インターネット上では「お金がないわけじゃないようだけど、これが真相だ」「1人分の料金じゃなくて10倍の料金を払うべき」「子どもたちに何を教えているんだか」などの反応が見られた。

 なお、無銭飲食は軽犯罪で処罰される。軽犯罪処罰法では、無銭飲食の場合、10万ウォン(約1万1000円)以下の反則金、罰金・拘留・科料に処せられる可能性がある。常習性や故意性が認められる場合、刑法上の「詐欺罪」が適用される可能性もある。詐欺罪は10年以下の懲役または2000万ウォン以下の罰金に処せられる。

パク・イェジン記者

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