▲9日午前、国会外交統一委員会の全体会議に出席した国民の力の李祥敏議員。

 韓国与党「国民の力」の李祥敏(イ・サンミン)議員は18日、韓国最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に対し「本人が城南市長、京畿道知事だったときに起きた事件によって約20人が逮捕され、5人が謎の死を遂げた。後ろめたくないのか」と述べた。

 李祥敏議員はこの日、KBSラジオ「チョン・ジョンチョルの電撃時事」に出演し、李在明代表が襲撃事件を経て党務に復帰し、第一声で「法でも殺そうとし、ペンでも殺そうとし、それでも駄目で刃物で殺そうとしたが、私は決して死なない」と発言したことについて「極めて扇情的に発言した」として上記のように述べた。

 李祥敏議員は「事件の中心人物である李代表に対して、強い犯罪の疑いを抱くのがむしろ国民的常識」だとして「捜査や、起訴されて裁判を受けることについて、検察の弾圧だとばかり主張してこのように罵倒することができるだろうか。自分には責められるべき理由がないというのか」と話した。

 李祥敏議員は「今回の襲撃が政治的に反対の勢力、いわば尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権や国民の力側の政治勢力によって行われたというが、証拠はあるのか」「それを政略的に利用することはむしろ、本人が襲われた意味や、今後そういうことがあってはならないという部分を逆に薄めて変質させるものだ」と指摘した。

 国民の力の尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表も同日の非常対策委員会会議で李代表の発言をめぐり「一個人の犯罪をまるで政治弾圧のように(見せるために)巧妙なフレーミングを試みている」として「民主党は今回の総選挙で、李代表襲撃事件の陰謀論を武器にして戦おうとしているようだ」と述べた。

 ク・ジャリョン非常対策委員は「われわれは李代表の周辺で起きた、相次ぐ痛ましい死を知っている。法でも殺そうとし、ペンでも殺そうとしたというのが、自身の告白ではないのか、自ら振り返ってみてほしい」「李代表は陰謀論をやめよ」と主張した。

キム・ミョンジン記者

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