【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の任洙ソク(イム・スソク)報道官は16日の定例記者会見で、同部の金健(キム・ゴン)朝鮮半島平和交渉本部長と米国務省のジュン・パク北朝鮮担当特別代表代行、日本外務省の鯰博行アジア大洋州局長が18日にソウルで協議すると発表した。

 金氏と鯰氏による協議も17日に行われる。

 任氏は3氏による協議について、「最近の北の挑発と緊張を高める行為、ロ朝の軍事協力など朝鮮半島情勢について意見交換し、対応を協議する」と述べた。

 今回の協議はソン・キム前北朝鮮担当特別代表が退任し、ジュン・パク氏が職務を引き継いでから初めて開かれる。ただ、米国は北朝鮮担当特別代表の肩書を「北朝鮮担当高官(Senior Official for the DPRK)」に変更した。米側はジュン・パク氏がソン・キム氏が担当していたすべての職務を引き継ぐ予定だが、肩書は変更すると韓国側に説明したようだ。外交部当局者は記者団に対し、「ジュン・パク氏はソン・キム氏が持っていたすべての権限を持ち、同じ役割を遂行すると承知している」と述べた。外交関係者からは韓国とフィリピン、インドネシア大使を歴任したソン・キム氏の後任に副次官補級のジュン・パク氏が任命されたのは米政府で北朝鮮問題の重要度が下がったためとの見方も出ている。

 協議が開かれるのは昨年10月以来。協議は3カ国が持ち回りで開いており、前回はソン・キム氏がインドネシア大使として駐在していたジャカルタで開催された。

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