社会総合
韓国 きょうのニュース(1月15日)
◇「半導体メガクラスター」投資総額68兆円 雇用創出も期待
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は15日、国民参加型の新年業務報告「国民と共にする民生討論会」の3回目として半導体産業をテーマにした会合に出席し、半導体投資に対する税額控除を延長する方針を明らかにした。ソウル近郊の京畿道南部に形成する「半導体メガクラスター(集積地)」に関しては、投資総額は622兆ウォン(約68兆5800億円)になるとして、向こう20年で300万人以上の良質な雇用創出を見込んだ。
◇「1型糖尿病」の難病指定を 患者団体が国に支援要請
膵臓(すいぞう)からインスリンが分泌されず、血糖調節ができなくなる1型糖尿病を患う子どもを持つ夫婦が一家心中を図ったと報じられたことを受け、患者団体が緊急記者会見を開いて1型糖尿病の難病指定と国の支援強化を求めた。1型糖尿病の治療には血糖値の管理のための持続血糖測定器やインスリン注入器などが欠かせないが、機器の購入費は健康保険の適用対象ではなく、患者は大きな費用負担を強いられている。
◇「私教育に月16万円以上」 英才学校が一般高の6倍
市民団体「私教育の心配のない世界」と国会教育委員会所属の姜得求(カン・ドゥック)議員(共に民主党)は記者会見を開き、国が指定する「英才学校」に通う生徒のうち学習塾など私教育に月平均150万ウォン(約16万5000円)以上を費やす高校1年生の割合が一般の高校より6倍以上多いとする調査結果を発表した。同団体は「序列化された高校の体制が中高生の高額な私教育費、深夜や週末の私教育、所属する学校に対する違和感、一般高校の荒廃化など多くの問題を派生させている」として政府に対策を求めた。
◇社会福祉共同募金に490億円 目標額を早期達成
社会福祉共同募金会(愛の実)は、先月1日から今月15日午前0時までに全国から集まった寄付金の総額が4440億ウォン(約490億円)となり、目標額の4349億ウォンを締め切りより約2週間早く達成したと発表した。今回は特に法人からの寄付が多く、サムスン、現代自動車、SK、LGの4大企業グループの寄付金は計1090億ウォンに上り、1998年の募金開始以来初めて法人寄付金額が1000億ウォンを超えた。