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新任の韓国外相 米国務長官と電話会談=北朝鮮への懸念共有
【ソウル聯合ニュース】10日に任命された韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は11日、米国のブリンケン国務長官と電話で会談し、両国関係や韓米日3カ国の協力、北朝鮮問題などについて議論した。韓国外交部が12日発表した。
外交部によると、両氏は黄海での砲射撃など北朝鮮の挑発への懸念を共有し、北朝鮮の違法な核・ミサイル開発、ロシアに対する武器支援などの軍事協力を強く非難。国連など国際舞台で緊密に連携し、国際社会が国連安全保障理事会決議の履行を徹底するようけん引していくことで一致した。また、韓米の拡大抑止に関する協議体「核協議グループ(NCG)」や「拡大抑止戦略協議体(EDSCG)」などを通じ、拡大抑止の実効性を引き続き強化することを確認した。
ブリンケン氏は趙氏に対し、緊密に意思疎通しながら同盟の発展に向けて努力していこうと呼びかけた。趙氏は韓米同盟のさらなる発展に向けた緊密なパートナーシップを構築したい考えを表明。昨年開かれた韓米日首脳会談での合意に基づき、3カ国協力を強化する意向を示した。
ブリンケン氏は双方の都合が良い時期に趙氏が米国を訪問し、韓米同盟や韓米日の協力強化などについて踏み込んだ議論を行いたいと応じた。