【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は11日、ソウルの大統領室で国民経済諮問会議の委員と昼食会を行った。大統領室の金秀卿(キム・スギョン)報道官が伝えた。

 国民経済諮問会議は経済政策に関連した大統領の諮問機関。昼食会は新たに構成された第2期の委員と国政方針を共有し、経済政策の方向性について意見を交わすため開かれた。

 尹大統領は冒頭発言で「自由市場経済は結局のところ、国民全員が豊かに暮らすことになるシステム」とし、「政府は公正で効果的な競争がなされるようにすると同時に、競争で遅れた人たちが再び競争できるよう助け、支援しなければならない」と話した。

 また教育や文化、経済の面で基本的な生活を維持できてこそ実質的に自由を享受するという韓国の憲法が定める福祉国家の概念も自由市場主義の延長線にあると強調した。

 そのうえで「経済、社会、外交、安保など全ての政策は結局のところ、国民経済という観点から見れば成長の果実を国民皆が均等に享受できるようにするためのもの」とし、「国民経済諮問会議が政府に冷静な助言をしてほしい」と要請した。

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