【ソウル聯合ニュース】韓国軍制服組トップの金明秀(キム・ミョンス)合同参謀本部議長は9日、北大西洋条約機構(NATO)軍事委員会(MC)のバウアー議長と電話協議を行った。金氏の就任後、両氏が電話協議を行ったのは今回が初めて。

 合同参謀本部によると、両氏は今月中旬に開かれるNATO参謀長会議の主な議題や朝鮮半島の安全保障状況などについて話し合った。

 金氏はロシアと北朝鮮の軍事協力強化の動きに懸念を示し、これに対する国際社会による共同対応の必要性を伝えた。また北朝鮮の核・ミサイル脅威は朝鮮半島だけでなく、世界の平和と安定に対する重大な挑戦であると強調した。

 両氏は大西洋とインド太平洋地域の安保は分離できないとの認識で一致し、力による現状変更の試みに反対するとの原則を改めて確認した。またルールに基づく国際秩序維持のために持続的に意思疎通し協力を拡大する必要性があるとの考えでも一致した。

 参謀長会議には韓国のほか、日本、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国が招かれ、韓国からは合同参謀本部の黄裕聖(ファン・ユソン)次長が出席する。

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