◇首都圏で大雪 夜まで全国で雪や雨

 韓国は9日、内陸を中心に大雪となりそうだ。午前中から首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)、江原道の内陸、山間部を中心に雪が降り始め、午後から中部地方、全羅道、慶尚道西部の内陸、済州島に広がる。夜まで全国で雪や雨が降り、ソウル市と仁川市、京畿道北部では夜遅くまで降る見通しだ。9~10日の首都圏の予想積雪量は京畿道の内陸が5~10センチ(多いところで15センチ以上)、その他の地域が3~8センチ。最高気温は0~9度と予想される。

◇11月の経常黒字40.6億ドル 半導体など輸出が2カ月連続増

 韓国銀行(中央銀行)が9日発表した国際収支(速報値)によると、昨年11月の経常収支は40億6000万ドル(約5850億円)の黒字だった。半導体などを中心に輸出が回復傾向で、経常収支は7カ月連続で黒字を維持している。

◇国会 宇宙航空庁設置法や犬の食用禁止法など可決へ

 国会は9日に本会議を開き、「宇宙航空庁の設立および運営に関する特別法(宇宙航空庁法)」制定案と「犬の食用目的の飼育・食肉処理および流通などの終息に関する特別法」制定案を採決する予定だ。宇宙航空庁法制定案は、韓国版NASA(米航空宇宙局)となる「宇宙航空庁」を設置するための法案。犬の食用禁止法制定案は食用を目的に犬を飼育、食肉処理するほか、犬肉を調理・加工した食品の流通・販売を禁止することを柱とする。いずれも与野党が合意しており、可決が見込まれる。

◇娯楽・文化の物価上昇率 27年ぶり高水準 

 統計庁によると、昨年の娯楽・文化物価指数は前年比3.7%上昇した107.07(2020年=100)で、上昇率は1996年(3.9%)以来27年ぶりの高水準となった。昨年は新型コロナウイルス禍が収束し、外出が増えて関連物価が上昇したとみられる。品目別ではスポーツ観戦料(10.2%)、海外団体旅行費(9.1%)、写真サービス料(7.6%)、カラオケ利用料(7.2%)などが高い上昇率を示した。最も大きく値上がりした品目は、タブレット端末などの携帯用マルチメディア機器(17.9%)だった。

◇韓国製EVの販売台数減少 輸入EVはシェア3割に迫る

 韓国自動車モビリティー産業協会(KAMA)と韓国輸入自動車協会(KAIDA)、国土交通部の統計によると、昨年韓国で販売された電気自動車(EV)は前年比1756台減の15万9693台で、韓国製EVは11万6662台、輸入EVは4万3031台が売れた。シェアは韓国製が73.1%、輸入車が26.9%だった。EVの販売台数全体に占める国産の割合は22年の76.6%(12万3676台)から3.5ポイント減少した一方、輸入車の割合は23.4%(3万7773台)から3.5ポイント増加した。

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