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韓国情報機関「北がハマスに武器供給」 ハングル表記の部品写真公開
【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関の国家情報院(国情院)は8日、イスラム組織ハマスが北朝鮮製の武器を使用しているとする米政府系メディアのボイス・オブ・アメリカ(VOA)の報道に関連し、「同じように判断している」との見解を示した。
VOAが5日公開した写真では、ロケット弾発射機の信管の部分に表記されたハングルが識別できる。
国情院はVOAの報道を確認し、信管にハングルが記載された別の写真1枚を追加公開し、該当部分を示して報道機関に提供した。
国情院は「北がハマスなどを対象に兵器を提供した規模と時期に関して具体的な証拠を収集している」と強調したうえで、情報源については提供者の保護や外交関係を考慮して明かすことはできないと伝えた。
一方、米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官が記者会見で、ロシアが北朝鮮製の弾道ミサイルをウクライナで使用したと発表したことについて、国情院は「これまで韓米当局が緊密な協力の下で持続的に追跡してきた事案」と説明した。
また「ロ朝の弾道ミサイルや砲弾などの兵器取引は国連安全保障理事会決議に違反するものであり、朝鮮半島の平和・安定を深刻に脅かす行為」と指摘し、直ちに中止するよう求めた。