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最大野党を離党した重鎮・李相珉議員 与党に入党=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国の革新系最大野党「共に民主党」を先月離党した国会議員当選5回の重鎮、李相珉(イ・サンミン)氏が8日、保守系与党「国民の力」に入党した。
国民の力はこの日、非常対策委員会の会合で李氏の歓迎式を行った。党の暫定的なトップ、韓東勲(ハン・ドンフン)非常対策委員長が李氏の車いすを押して会場に入った。
党を象徴するカラー、赤色のネクタイを締めた李氏は「虎穴に入らずんば虎子を得ずとの思いで入党することになった」とあいさつ。「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が成功し今後政権の再創出をなすには、まず(4月の)総選挙で国民の力が第1党になるべきではないのか」と述べ、足りない点を早急に補完する必要があると強調した。
李氏は中部・大田を地盤とする。同氏は「国民の力の難関とされる私の選挙区から取りまとめ、隣接する世宗、忠清南道、忠清北道の中部圏で微力ながら努力し、総選挙勝利へ少しでも役割を果たしたい」と表明した。
韓氏とは「数日前に対話し、意気投合した」とし、戦略的でいながら国の発展に自らの人生をかけようとする気概を感じたと評価した。
韓氏は「今の共に民主党はかつてと異なり、強硬な支持層の全体主義に染まり、国と市民の暮らしと未来を脅かす存在になってしまった」と批判した上で、これを防ごうとする「李議員の勇気」をたたえた。