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訃報:天下壮士、「ヒグマ」の黄大雄さん、病院から転落 =享年56歳
【NEWSIS】シルム(韓国相撲)の天下壮士(階級無制限の王者)と白頭壮士(白頭級の王者)を複数回手にしたスター力士、「ヒグマ」こと黄大雄(ファン・デユン)さんが、脳梗塞などで入院していた仁川市桂陽区の療養病院から転落して亡くなった。享年56歳。
4日午後3時ごろ、この療養病院の11階屋上で手すりにすがりついていたが、1階の床まで転落した。一緒にいた看病人が、手すりにすがりつく黄さんを見つけて助けようとしたが、転落を防ぐことはできなかった。
黄さんは1987年、三益楽器シルムチームに入団。当時としては破格の5500万ウォン(現在のレートで約606万円)の契約金だった。大会の賞金総額も李万基(イ・マンギ)、李俊熙(イ・ジュンヒ)選手に続いて3位を記録した。
陽谷総合高校(京畿道金浦市)3年生だった85年3月、民俗シルムにデビューし、以来10年7カ月間で400試合を戦った。268勝132敗で勝率67%だった。
90年代初めには日本天下壮士と国内天下壮士として君臨、カン・ホドンの独走を阻止した。91年に22代、23代天下壮士をつかんで全盛期を迎え、白頭壮士の座にも6回就いた。
バレーボール選手出身のキム・ミンジさんと結婚し、娘が1人いる。