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韓国軍が海上射撃実施 北朝鮮軍の海岸砲射撃に対抗
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が5日、南北軍事合意に違反して黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)付近で海岸砲射撃を行ったことに対抗し、韓国軍も海上射撃を実施した。
韓国軍合同参謀本部によると、NLLに近い白○島(○=令に羽)の海兵隊第6旅団と延坪島の延坪部隊は、同日午後3時ごろから自走砲K9や戦車砲を動員して海上射撃訓練を実施した。
韓国の北西島しょに配置された海兵部隊が海上射撃訓練を実施したのは、2018年9月に南北軍事合意が締結されて以来初めて。
北朝鮮はこの日午前、白○島と延坪島の北方で200発以上の海上射撃を行い、砲弾はNLL北側の海上緩衝区域に落下した。
海上緩衝区域は南北軍事合意に基づき、海上での偶発的な武力衝突などを防止するために黄海と朝鮮半島東側の東海のNLL一帯で設定された。この区域で砲弾射撃と海上機動訓練を行うと軍事合意違反となる。
北朝鮮軍が海上緩衝区域で射撃訓練を実施したのは、22年12月に東部の江原道高城郡と金剛郡付近から東海に向けて砲撃を行って以来1年1カ月ぶりだ。
韓国軍は、北朝鮮軍の砲弾が海上緩衝区域に落下したことから今回の射撃を挑発とみなし、これに対抗して海上射撃訓練を行った。