【ニューヨーク聯合ニュース】国連安全保障理事会は3日、今年最初の公式会合を開き、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海で商船への攻撃を繰り返している問題を取り上げた。非常任理事国として2年間の任期が今月始まった韓国も出席し、紅海周辺の緊張の高まりに懸念を示した。

 韓国の黄浚局(ファン・ジュングク)国連大使は「紅海での商船に対するフーシ派の無謀で違法な攻撃を憂慮する」と述べた。紅海は国際海運の要衝としながら「国際法上認められた航行の自由に対するいかなる脅威も妨害も容認あるいは正当化することはできない」と強調した。

 パレスチナ自治区ガザの危険な状況が他の地域に波及したり関係悪化につながったりすることが懸念されていると指摘した上で、「紅海を含むこの地域の緊張を緩和するため、あらゆる努力が急がれる」と呼び掛けた。

 安保理決議に基づく対イエメン制裁関連の委員会で韓国は議長国を任されており、黄氏は「イエメン内外で展開される現場の状況、中でも武器禁輸措置などの制裁履行状況を綿密に注視する」と述べた。

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