【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は3日、国会や政府の要人らとの新年あいさつ会で、革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が男に刃物で首を刺された事件について、「この場に出席する予定だった李代表がきのうテロに遭った。現在治療中」として、「テロはどのようなものであっても被害者に対する加害行為、犯罪行為を超えて人間の自由を抑圧し、自由社会を目指す皆の敵といえる。自由民主主義の敵」と批判した。

 また、「今は一つになって被害者を慰め、同じ気持ちで断固として対応しなければならない」とし、李氏の回復を祈った。

 李氏は2日、訪問先の南部・釜山で60代の男に首の左側を刃物で切りつけられ、ソウル大病院に搬送された。内頸(けい)静脈の損傷が確認され手術を受け、現在は集中治療室に入っている。

 尹大統領は李氏襲撃事件の報告を受け、「決してあってはならないことが起きた」と述べたうえで、迅速な捜査や真相解明、治療支援を指示していた。

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