政治総合
韓国陸軍「常時決戦体制を確立」 北朝鮮に近い前線で大規模訓練
【ソウル聯合ニュース】韓国陸軍は2日、各部隊が北朝鮮に近い場所で砲弾射撃訓練や機動訓練を実施したと発表した。東西の最前線に配備された部隊も参加したという。
陸軍は「新年を迎え厳しい安保状況の中で常時決戦体制を確立し、敵の挑発時に強力に対応して報復する意思を固めるために訓練を実施した」と説明した。
陸軍が年明け早々に部隊別に実施した訓練をメディアに公表したのは、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の昨年末の発言で、南北が武力衝突する懸念が高まったことに関連していると受け止められる。金正恩氏は党中央委員会総会最終日の先月30日、「南朝鮮(韓国)の全領土を平定するための大事変の準備に拍車をかけ続けなければならない」と強調し、翌31日には北朝鮮軍の主な指揮官を招集した席で韓国を「敵対する国」などと明言した。