▲尹熙根(ユン・ヒグン)警察庁長官。写真=NEWSIS DB

 【NEWSIS】韓国警察庁の尹熙根(ユン・ヒグン)庁長が俳優イ・ソンギュンさんの自死について、「警察の捜査が誤っていたという指摘には同意しない」と述べた。

 尹熙根庁長は28日、イ・ソンギュンさんについて、忠清北道・清原警察署で行われた特進任用授与式の前、記者らに「個人的に好きだった俳優であり、私の『人生ドラマ(生涯心に残るほど感動したドラマ)』の主人公だった。非常に痛ましいことが起きて驚いた」と語った。

 その上で、「ただし、捜査が誤っていてこのような結果になったという指摘には同意しない。この件に関しては仁川警察庁長から記者会見がある予定だ。これ以上、申し上げることはない」と述べた。

 さらに、「社会全般的な部分も無関係ではないと思う。今回のことをきっかけに、警察の捜査慣行や公報準則を振り返る必要性も感じる」とも述べた。

 また、来年の国会議員総選挙出馬説については「周囲の提案に悩まなかったわけではないが、任期途中に政治的行為により辞める名分はない。警察14万人のトップとして任務を全うすることの方が重要だと思う」と答えた。

 尹熙根庁長は忠清北道清州市内で発生したカラオケ店強盗事件の被疑者を迅速に摘発した清原警察署刑事課シン・ソンホ警衛(警部補に相当)の特別昇進任用式に出席した。

アン・ソンス記者

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