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全斗煥元大統領の孫に執行猶予付き判決 合成麻薬使用=韓国地裁
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル中央地裁は22日、故全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領の孫で、麻薬類管理に関する法律違反の罪に問われたチョン・ウウォン被告(27)の判決公判で、懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を言い渡した。検察側は懲役3年、追徴金338万ウォン(約37万円)を求刑していた。
チョン被告は昨年11月から今年3月にかけ、米国で合成麻薬のMDMAとLSD、ケタミン、大麻の4種類の薬物を使用した罪などで9月に在宅起訴された。警察は3月28日、米国から帰国した同被告の身柄を拘束。容疑を認めたことで翌日に釈放していた。
チョン被告は全元大統領の次男、全在庸(チョン・ジェヨン)氏の息子で、今年3月以降、交流サイト(SNS)で一家の秘密資金疑惑などを暴露し、注目を集めていた。韓国帰国後に南西部・光州を訪れ、市民らの民主化要求行動を武力で鎮圧した全斗煥政権時の5・18民主化運動(光州事件)の犠牲者遺族らに謝罪した。