検索エンジン「Google（グーグル）」での検索が前年に比べて今年、世界的に急上昇したレシピ（料理法）は、韓国料理の「ビビンバ」だったことが分かった。グーグルは12月11日（現地時間）、全世界の人々が2023年にグーグルで最も注目した言葉を表す「Google 検索ランキング」を発表した。

　計12カテゴリーのうち、レシピのカテゴリーでは「ビビンバ」が1位になり、韓国料理に対するグローバルな関心が証明された。次いでスペインの串焼き料理「エスペト」、インドネシアのおかゆ料理「パペダ」などが続いた。特にビビンバはインドで検索が最も大幅に増加した。インドの他にはシンガポール、スウェーデン、フィリピン、マレーシアで主に検索されたことが分かった。

　ビビンバがグーグルのレシピ検索1位になったのは、韓国ドラマなどKコンテンツの影響があるとみられる。事実、グーグルでヒンディー語により「ビビンバ」と検索すると、「ドラマ『太陽の末裔（まつえい）』に出てきたビビンバのレシピ」などの文がヒットした。業界関係者は「韓国コンテンツが人気を集めていることから、ドラマに出てくる韓国料理に対する関心も同時に高まったことが、グローバルにおける検索増加につながったものと見られる」と話した。

　レシピ以外のカテゴリーでも韓国コンテンツが検索ランキングに入った。歌カテゴリーでは5位にガールズグループFIFTY FIFTY（フィフティーフィフティー）の『Cupid（キューピッド）』、10位にBTS（防弾少年団）のメンバー、ジョングクのソロ曲『Seven（セブン）』が、テレビ･カテゴリーでは6位にドラマの『キング・ザ・ランド』が、7位に『ザ・グローリー ～輝かしき復讐（ふくしゅう）～』がランクインした。

　海外ニュース･カテゴリーでは「イスラエルとガザ地区の戦争」が1位になった。今年10月7日に戦争が始まった直後から検索が急増した。以下、潜水艇「タイタン」に乗った乗客5人が死亡した「タイタニック号観光潜水艇事故」や「トルコ地震」などもランクインした。韓国の国内ニュースでは台風6号「カーヌン」、詐欺などの疑いが持たれている人物「チョン・チョンジョ」、韓国の研究チームが発表したが、根拠なしとされた常温常圧の「超伝導体」、4月19日に亡くなったASTRO（アストロ）のメンバー「ムンビン」、国内に衝撃が走った「新林駅切りつけ事件」が1位から5位までを占めた。

イ・ヘイン記者