社会総合
「400万円以上の高級車は駐車禁止」…韓国賃貸マンションの貼り紙が物議
【NEWSIS】国民賃貸住宅の高級車駐車問題で住民間のトラブルが相次いでいる。韓国土地住宅公社(LH)はこの問題で住民からの苦情が相次いだため、駐車登録された車の全数調査を実施し、駐車制限の方針を告知しているが、それだけでは不十分なようだ。
LHは先日から全国の賃貸マンション管理事務所を通じて入居者が登録している自家用車の全数調査を行っている。LHの関係者が15日に明らかにした。LHは定期的に登録車の全数調査を行い、住民による高級車の所有と駐車を制限している。
この方針を受けある賃貸マンションでは今月6日に「高級車登録変更案内」の告知が掲示された。LHの駐車登録方針に基づき「3683万ウォン(約401万6000円)以上の高級車はマンション駐車場の利用不可」という内容だった。
管理事務所はこの告知で「賃貸マンション敷地内の高級車駐車問題で苦情が相次ぎ問題となっている」「LHの高級車登録および駐車方針の施行に伴い、マンションに登録された高級車の全数調査を実施する」と伝えた。
マンション管理事務所は登録車の全数調査を行った上で、マンション内での高級車の駐車を制限するという。駐車登録が認められる車両価格の基準は3683万ウォン以下だ。
実際に最近賃貸マンションでは高級車の駐車問題でトラブルが相次いでいる。あるネット掲示板には今月13日にスレ主が居住するLH賃貸マンションの地下駐車場に駐車中の高級車に関する書込みがあった。スレ主は掲示板に地下駐車場に駐車中のBMW、フォード、キャデラックなど高級外車の写真を掲載しその価格を書き込んだ。
LHの規定によると、永久賃貸マンションでは従来からの入居者への特例、あるいは撤去民(行政上・軍事上の理由で住居していた建物を撤去された人)など保有資産基準の適用が猶予あるいは適用されない入居者の場合、車両価格とは関係なく自家用車を登録できる。また高級外車の場合も10年以上前のモデルは減価償却が適用され車両価格が基準を下回るケースもある。
カン・セフン記者