▲今年10月17日、ソウル空港上空を飛行する米戦略爆撃機B52「ストラトフォートレス」。NEWSIS

【NEWSIS】フィンランド政府は米国と防衛協定を締結し、ロシアとの長い国境線付近と北欧各国全域に米軍が幅広くアクセスできるよう保障する方針を明らかにした。

 フィンランドは昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻を受け、今年4月に北大西洋条約機構(NATO)に加盟し、さらに安全保障上の懸念に対処するため上記の決定を下した。英ガーディアン紙が14日(現地時間)に報じた。

 フィンランドのバルトネン外相は「全てのことについて別途合意する必要がないという事実は、平時における作戦と組織をより容易にする。これは特に危機的な状況で重要になるだろう」と述べた。

 米国との今回の合意についてフィンランド政府は「紛争が起こった際、米軍によるフィンランドへの迅速なアクセスと支援を許容するためのもの」と告知した。

 この発表によると、米国は軍事関連物資や弾薬の保管施設とその地域15カ所へのアクセスについてフィンランドから保障を得た。

 対象となる地域には空軍基地4カ所、軍港、フィンランド北部への鉄道によるアクセスが含まれている。合意文によると、これらの地域で米軍はロシア国境につながる鉄道の横に備蓄用の空間を持つことができるという。

イ・ミョンドン記者

ホーム TOP