【ソウル聯合ニュース】韓国の与党「国民の力」の金起炫(キム・ギヒョン)代表が13日、SNS(交流サイト)を通じて辞任する意向を表明した。3月8日に開かれた党大会で代表に選出されてから約9カ月での辞任となる。

 金氏は同日付けで党代表から退くとし、党の構成員が統合と包容の心で行動し、国民の支持を得るために力を合わせてほしいなどと呼び掛けた。

 また「尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表を中心に党を早期に安定させ、厚顔無恥な『共に民主党』が再び議会権力を握る悲劇が再演されないよう犬馬の労を取る」とし、「今後は党員の1人としてわが党の安定と総選挙での勝利のために尽くしたい」と強調した。

 10月のソウル市江西区長選で革新系最大野党「共に民主党」に大敗した国民の力は、来年4月の総選挙に向けて党の刷新を図ろうと革新委員会を立ち上げた。革新委は党の執行部や重鎮、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に近い親尹派らに総選挙への不出馬または激戦地の首都圏からの立候補を要求した。同委による名指しはなかったものの、親尹派の代表格とされる張済元(チャン・ジェウォン)国会議員と金氏を念頭に置いた要求とされていた。

 前日に張氏が総選挙への不出馬を表明。このため金氏の去就に注目が集まっていた。

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