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イ・ヨンエ「母親なので、幸せな社会のために」 李承晩記念館への寄付めぐり言及
【NEWSIS】女優イ・ヨンエが李承晩(イ・スンマン)大統領記念館への寄付をめぐり、口を開いた。
イ・ヨンエは6日、ソウル市九老区のラマダ・ソウル新道林ホテルで行われたドラマ『マエストラ』(tvN)の制作発表会に出席し、「子どもを育てる母親なので、『わが国が幸せな社会になったらうれしい』と思い(寄付した)」とした上で「子どもを出産し、作品を選ぶときも、影響を及ぼすかどうか考えるようになった。あまりに残忍なのも心配になる。母親になったので、一つだけを考慮するのではなく、家族や子どものことを考え、妥協点を見いだしている」と説明した。
◆【写真】イ・ヨンエ&イ・ムセン主演『マエストラ』制作発表会
さらに、イ・ヨンエは「『調査官ク・ギョンイ』(2021年)以降、作品に臨むときの心構えが変わった。女優として、そして母親としてうまくバランスを取りながら、一つ一つの作品によりいっそう心血を注いできた。子どもの将来も考え、女優として長く仕事をしたい。母親が一生懸命にやる姿を見せてあげれば、子どもたちもついてくる。これからも一生懸命にやるつもりだ」と語った。
イ・ヨンエは2009年に20歳年上の実業家チョン・ホヨンさんと結婚し、その後男女の双子を出産した。今年9月に李承晩大統領記念館建立のため5000万ウォン(約560万円)を寄付した。「李承晩初代大統領は、自由な大韓民国の礎を築いた」という内容の手紙を書き、物議をかもした。これと関連し、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の妻・金建希(キム・ゴンヒ)さんと親交があるという説が浮上したのを受け、ユーチューブ・チャンネル「開かれた共感テレビ」のチョン・チョンス代表を名誉毀損(きそん)罪で告訴した。
なお『マエストラ』は、秘密を抱えた女性指揮者チャ・セウム(イ・ヨンエ)がオーケストラを取り巻くミステリーを解明し、真実に近づいていくというストーリーを描く作品だ。フランスのドラマ『フィルハーモニア』(2018)が原作。映画『リメンバー・ミー』(2000)や『パボ』(2008)のキム・ジョングォン監督が手掛ける。9日午後9時20分から放送。