▲5日午前、光州国立5・18民主墓地を訪れ、無名烈士の墓参りをする曺国(チョ・グク)元法務部長官。写真提供=国立5・18民主墓地

 曺国(チョ・グク)元法務部長官が5日、光州民主化運動(光州事件)の犠牲者が眠る「国立5・18民主墓地」で無名烈士の墓参をした。

 曺国元長官は同日午前9時ごろ、光州市北区の国立5・18民主墓地を訪れた。追悼塔の前で黙とうした後、墓地に移動し、5・18(光州民主化運動)真相究明を要求して50日余り獄中でハンガーストライキをして亡くなった故パク・グァンヒョン烈士や無名烈士の墓参りをした。

 曺国元長官は墓参に先立ち、芳名録に「5・18精神を考えつつ自らを振り返り、一歩を踏み出します。『コヒ』お眠りください」と書いた。「コヒ」は「コイ(安らかに)」の書き間違いとみられる。曺国元長官が同墓地を訪れたのは2019年以来4年ぶりだ。前回は2019年5月に行われた政府主導の5・18記念式に文在寅(ムン・ジェイン)前大統領と共に出席した。墓参する曺国元長官に気付いた人々は記念撮影やサインを求めた。

 曺国元長官は前日の4日午後、光州広域市内の金大中(キム・デジュン)コンベンションセンターで行われた著書『ディケの涙-大韓検国に立ち向かう曺国の訴え』出版記念会(ブックコンサート)で、2024年国会議員総選挙出馬の可能性を示唆した。曺国元長官はこの出版記念会で、「現在のような新検府独裁体制は終息しなければならならず、それを通じて転落しつつある民生経済を立て直すべきだと考える。そのために私は、何であるかは分からないが、石を一つ手に持たなければならないという気持ちだ」と語った。

キム・ミンソ記者

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