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尹大統領 与党執行部と非公開会合=予算・法案成立で野党に協力要請へ
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は5日、保守系与党「国民の力」の執行部と昼食を共にした。会合は非公開で行われた。
会合には国民の力の金起炫(キム・ギヒョン)代表や尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表、兪義東(ユ・ウィドン)政策委員会議長、李晩熙(イ・マンヒ)事務総長の「党4役」が出席した。
李氏は会合後、国会で行った記者会見で、政策や予算などあらゆる分野で党と大統領室の意思疎通を強化することで一致したと伝えた。厳しい状況に陥っている国民生活の安定に向け、2024年度(1~12月)予算案や国民生活関連法案を速やかに成立させるよう、野党にも協力を求めていく方針も確認したという。
また、南部・釜山沖の加徳島に建設する予定の新空港や北港の開発など釜山の発展事業についても話し合った。2030年国際博覧会(万博)の釜山への誘致失敗により、地域に動揺が広がるのを抑えたい狙いがあるとみられる。
尹大統領と与党執行部による会合は国民の力の候補が革新系最大野党「共に民主党」の候補に大敗したソウル市江西区長選直後の10月18日に開いて以来、約1か月半ぶりとなる。