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ソウル地下鉄が13言語で利用案内 外国人向け新システム試験運用
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル地下鉄を運営するソウル交通公社は4日、韓国語を含む13言語に対応する「外国語同時対話システム」を地下鉄4号線明洞駅に試験導入し、駅職員が外国人観光客に対面で地下鉄関連情報を提供すると発表した。まずは外国人の乗降客数が最も多い明洞駅で4カ月間運用し、来年はソウル駅と梨泰院駅、金浦空港駅、光化門駅、弘大入口駅の5駅に拡大する。
このシステムはタッチパネル機能付きの透明有機EL(OLED)ディスプレーを挟み、マイクを使って会話する仕組み。利用者はシステムのスタート画面で使いたい言語を選ぶ。
ディスプレーでは地下鉄路線図からのルート検索、コインロッカー「Tロッカー」や有人の手荷物預かり所「Tラゲッジ」に関する情報など、付加サービスも提供する。
明洞駅の顧客安全室入り口に設置される。
ソウル交通公社の白虎(ペク・ホ)社長は「韓国を訪れるさまざまな国籍の外国人により分かりやすく地下鉄利用情報を案内できるものと期待する」と述べた。今後もスマートフォンと連動したサービスなどを提供しながら外国人観光客の満足度向上を目指すとした。