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北朝鮮「安全装置抜いた」 韓国の軍事合意効力停止を非難
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は30日、韓国が北朝鮮の軍事偵察衛星の打ち上げを受け、南北軍事合意の効力を一部停止したことについて、「最後の『安全装置』まで自分の手で抜いてしまった傀儡(かいらい)の妄動」と反発する論評を掲載した。
論評は北朝鮮国防省が南北軍事合意に「拘束されない」と宣言する声明を出したことに言及しながら、「柴を背負って火の中に飛び込んだような悲惨な結果が傀儡逆賊にもたらされるだろう」と威嚇した。
韓国は北朝鮮が21日に偵察衛星を打ち上げたことを受け、22日に南北軍事合意の効力を一部停止し、軍事境界線付近での偵察・監視活動を再開した。北朝鮮は23日、合意の事実上の破棄を宣言し、合意に基づいて破壊した非武装地帯(DMZ)内にある監視所(GP)の復元に着手した。
論評は韓米日3カ国の安全保障協力強化などを進めている尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の安保政策も非難。米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」の韓国寄港や韓米日の合同海上訓練などを取り上げ、「朝鮮半島での核戦争挑発を具体化した」と主張した。