▲ブライアン・ジョンソン父子/ジョンソン氏のインスタグラムより

 「若返り」に執着する米国のユニークな富豪、ブライアン・ジョンソン氏(46)が、自分の血を父親に輸血したところ父親の体年齢が25歳も若返ったと主張した。

 ニューヨーク・ポスト、インサイダーなどによると、ジョンソン氏は自身のSNS(交流サイト)に「私の『スーパー血液』が父の体年齢を25歳若返らせた」と書き込んだ。

 ジョンソン氏は今年5月、17歳の息子、70歳の父親と共に3世代での「血液交換」実験を行った。実験は、それぞれが自分の体から1リットルの血液を採取。息子の血液から分離された血漿はジョンソン氏の体に、ジョンソン氏の血液から分離された血漿は父親に輸血された。

 ジョンソン氏は「父の老化スピードは私の血漿を投与してから25年ほど遅くなり、6カ月が過ぎた現在でもそのレベルを維持している」として「父は以前、71歳と同等の老化スピードで老いていたが、今では46歳の老化スピードで年を取っている」と話した。ジョンソン氏は「父の老化スピードが遅くなったのは、自身の血漿を除去したからなのか、私の血漿を体内に入れたからなのかは分からない」「両方が組み合わさった結果かもしれない」と語った。

 ただし、血漿の交換は40代のジョンソン氏には効果がなかったと話した。ジョンソン氏は今年7月「何のメリットも見つからなかったため、もう息子と血漿を交換することはないだろう」と話した。

 ジョンソン氏は2013年、自身が立ち上げた企業向け決済代行システム「ブレインツリー」を8億ドル(約1190億円)で売却して巨額の富を手に入れ、それ以降若返りに執着し始めた。ジョンソン氏は毎年200万ドル(約2億9700万円)を費やして医療スタッフ約30人から特別なサポートを受けている。また、老化を防ぐために111種類のサプリメントと厳格なヴィーガン食を摂取している。毎日体重と心拍数を測定し、月に1度は血液検査と内視鏡検査を受ける。

 ある程度の効果はあるようだ。ジョンソン氏の主治医は今年1月、同氏の心臓が37歳、肌年齢は28歳、口腔の健康は17歳レベル、肺活量と体力は18歳レベルだと明らかにした。

 ジョンソン氏は最近、時間をさかのぼるために別の実験に挑戦した。性機能障害を防ぐために性器の治療を受け始めたのだ。陰茎に電気ショックを与えて微細な傷を生じさせ、筋肉の再建を促すという方法だという。

 ジョンソン氏は「2カ月たったが、結果に衝撃を受けている」「主観的な経験では、自分の性器が15年は若返ったようだ」と話した。

イ・ガヨン記者

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