【ソウル聯合ニュース】韓国軍のサイバー作戦司令部は27日、北大西洋条約機構(NATO)が主催する大規模なサイバー演習「サイバー・コアリション」に初めてパートナー国として参加すると明らかにした。27日から来月1日までエストニアの首都タリンで行われ、同司令部の関係者11人を派遣した。

 サイバー・コアリションは2008年に始まり、サイバー攻撃に備えた防衛戦略の策定や戦術訓練、専門技術・情報の共有、協力強化などを図る。韓国は昨年、オブザーバーとして初めて参加していた。今年の参加国は韓国を含む35カ国・地域。

 同司令部のイ・ドンギル司令官は「サイバー・コアリションはNATOとのサイバー作戦協力のためのパートナーシップを構築する機会」として、「国家安全保障の要であるサイバー戦の能力強化に最善を尽くす」と述べた。

 韓国は昨年5月、アジアでは初めてNATOのサイバー防衛協力センター(CCDCOE)に正会員として加入。同年にスペイン・マドリードで開催されたNATO首脳会議を機にベルギー・ブリュッセルにNATO政府代表部を設置するなど、NATOとの協力強化を進めている。

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