【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は27日、南北軍事合意など南北合意違反の責任は韓国にあると主張し、韓米日・韓米合同訓練を改めて非難した。

 韓国は22日、北朝鮮の軍事偵察衛星の打ち上げを受け、南北軍事合意の効力を一部停止し、軍事境界線付近での偵察・監視活動を再開した。北朝鮮は23日、合意によって中止していた軍事的措置を復活させると発表した。

 労働新聞は「尹錫悦(ユン・ソクヨル)かいらい逆賊一味が米帝や日本反動と共に、反共和国(北朝鮮)戦争挑発の策動に走っている」と非難。「かいらい一味は北南軍事合意が採択されて以降米国に追従し、合意に違反して朝鮮半島の平和と安定を持続的にじゅうりんしてきた」として、韓国がさまざまな南北合意を履行しなかったと主張した。

 また、韓国が2018年4月の南北首脳会談以降4年間、約600回の侵略戦争訓練を行い、北朝鮮への先制攻撃を想定した韓米軍事演習が昨年だけで約250回実施されたとして、「このような火遊び騒動は北南軍事合意に違反する極めて挑発的かつ危険な敵対行為」と威嚇した。

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