【ソウル聯合ニュース】韓国の広告代理店大手イノーション(INNOCEAN)は20日、日本の広告大手ADKと戦略的協業に関する了解覚書(MOU)を締結し、日本市場に進出すると発表した。

 1956年創業のADKは、幅広い分野で豊富な経験とノウハウを蓄えていると評価される。  

 イノーションはADKと協力チームを立ち上げ、クリエーティブ部門の交流、新規事業の発掘、共同投資の検討など本格的な協業に乗り出す。韓国企業の日本進出に向けた足掛かりを築き、日本市場で新事業の好機を積極的に生み出したい考えだ。一方、ADKの日本の顧客企業もイノーションを通じて韓国で事業拡大を図ることができると見込まれる。

 イノーションはこれまでシンガポールやタイなどアジアの広告大手と協力してきた。今回のADKとの提携によりネットワークを東アジアに広げることになる。

 李容祐(イ・ヨンウ)グローバル最高経営責任者(CEO)は「日本の広告市場進出には秀でた実力を持つパートナー企業との提携が必須だ」とし、「イノーションとADKの独自の力を合わせ、次元の違うグローバルサービスを提供する」と抱負を述べた。

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